特性要因図 (Cause and Effect Diagram)
Cause and Effect Diagram (Fishbone Diagram)
定義:
ある結果(特性、問題)に対して影響を与えている可能性のある要因を、魚の骨のような形状に整理して図示したものです。要因を人、設備、方法、材料、測定、環境などのカテゴリに分けて検討します。
目的:
問題の潜在的な原因を網羅的に洗い出し、関係者間で共有することです。真の原因を探求するための思考整理ツールとして、なぜなぜ分析と併用されます。
補足:
OTRS10で特定された問題(例:特定の不良多発、サイクルタイムの大きなばらつき)に対して、OTRS10で得られるデータ(特定の作業者の動作、特定の設備の挙動、特定の材料ロット、作業時間帯など)は、特性要因図の「骨」に記述される具体的な要因として活用できます。データに基づき要因を絞り込むことで、より効果的な原因究明を支援します。