Cpk値
Cpk (Process Capability Index)

定義:

工程能力を示す統計的な指標の一つで、工程のばらつきが仕様範囲に対してどの程度余裕があるか、かつ工程の中心が仕様の中心からどれだけずれているかを考慮した指標です。Cpよりも実態に近い工程能力を示します。

目的:

工程のばらつきと中心のずれの両方を考慮して、仕様を満たす製品を生産できる能力をより正確に評価することです。品質管理において、工程の安定度や改善の必要性を判断する重要な指標です。

補足:

OTRS10で収集できるデータ(例:作業時間のばらつき)自体がCpk値を直接算出するものではありませんが、OTRS10の分析結果で得られるばらつきに関する情報や、不良発生状況と特定要因との関連性に関する示唆は、工程が統計的に安定しているか、またはどのような要因がばらつきや中心のずれに影響しているかを考察する際の参考情報となり得ます。