多工程持ち
Multi-process Handling

定義:

1人の作業者が、複数の異なる工程や設備を担当し、製品が完成するまでの一連の作業を順番に行う生産形態です。セル生産方式などで多く見られます。

目的:

生産量の変動への対応力向上、リードタイム短縮、作業者の多能工化、ムダ(手待ち、運搬)の削減を目指します。

補足:

OTRS10による多工程持ち作業の作業時間分析は、各工程にかかる時間や、工程間の移動・段取り時間などを正確に把握するのに役立ちます。作業者ごとの多工程持ち能力の評価や、どの工程を組み合わせるのが最も効率的かといった編成の検討、作業方法の改善をデータに基づいて行うことができます。