工程能力
Process Capability

定義：

ある製造工程が、定められた仕様や規格（上限値と下限値）を満たす製品をどれだけ安定して生産できるかの能力を示す度合いです。統計的な指標（Cp, Cpkなど）で評価されます。

目的：

仕様を満たす製品を安定して生産できる能力があるかを評価し、工程がばらつきなく安定しているか、または改善が必要かを判断することです。品質の作り込みにおいて重要な概念です。

補足：

OTRS10自体が直接的に工程能力を統計的に算出する機能を持つわけではありませんが、OTRS10で収集・分析したデータ（例：作業時間のばらつき、不良発生状況を作業者別・設備別などで層別した結果）は、工程の安定性やばらつきに関する間接的な情報を提供し、工程能力評価やその改善に向けた検討の参考情報となり得ます。