プッシュ生産方式
Push System
定義:
生産計画に基づいて、前工程が完了したものを次々と後工程へ押し出す(Pushする)ことによって生産を進める方式です。計画通りに進めやすい反面、工程間の能力差により滞留や在庫が発生しやすいです。
目的:
事前の計画に基づいて、効率的に生産を進めることですが、需要変動への対応力やムダの抑制という点ではプルシステムに劣る場合があります。
補足:
OTRS10は特定の生産方式を強制するものではありません。プッシュ生産方式を採用している現場においても、OTRS10による各工程のサイクルタイムや仕掛り量、手待ち時間などの分析は、工程間の能力差や滞留が発生しやすい箇所を特定し、生産計画の見直しや工程改善に向けたデータを提供できます。