標準原価
Standard Cost

定義:

製品一個あたり、または特定の期間に製造される製品全体について、適正な能率と適正な価格に基づき算定された目標となる原価です。

目的:

原価管理の基準とし、実際原価との比較によって原価差異を分析し、その原因を究明して原価統制や原価低減活動に繋げること、また販売価格決定や利益計画の基礎とすることです。

補足:

OTRS10を用いた標準時間の設定は、標準原価計算における労務費算定の基礎データとなります。また、OTRS10による実際の作業時間や稼働率、不良率などの分析結果と標準値(時間、不良率など)を比較することで、労務費や製造経費、材料費(不良ロス)などの原価差異が発生している要因を現場データに基づいて分析し、標準原価管理を支援できます。