価値の流れ図 (VSM)
Value Stream Mapping (VSM)
定義:
製品やサービスが顧客に届くまでのプロセス全体を、物と情報の両方の流れに着目して一つの図に書き起こしたものです。現在の状況(Current State Map)と将来の目指す姿(Future State Map)を作成します。
目的:
価値の流れ全体を「見える化」し、ムダ、ボトルネック、滞留箇所、情報の流れの問題点などを特定することです。リーン生産方式における現状分析や改善計画立案の重要なツールです。
補足:
OTRS10自体がVSM図を作成する機能を持つわけではありませんが、OTRS10で計測・分析した各工程のサイクルタイム、リードタイム、在庫(仕掛品)、設備の稼働・停止時間、運搬時間といったデータは、VSMのCurrent State Mapを作成する上で不可欠な客観的情報を提供します。正確なデータに基づくVSM作成を支援します。