ワークサンプリング
Work Sampling

定義:

IEの手法の一つで、ある期間中に、対象となる作業者や設備がどのような状態(稼働中、手待ち、停止など)にあるかを、瞬間観測によって統計的に推定する手法です。

目的:

多数の作業者や設備を対象とした長期間にわたる稼働状況や作業内容の比率を、比較的少ない労力で把握することです。稼働分析や余裕率設定などに用いられます。

補足:

OTRS10はリアルタイムまたは連続的なデータ収集に強みがありますが、特定の時間帯の瞬間的な作業状態の記録や、集計データからの稼働状態の比率算出はワークサンプリングの考え方に通じます。OTRS10のデータをワークサンプリングの結果と比較検討することで、分析の精度を高めることも考えられます。