抜取検査
Sampling Inspection
定義:
生産された製品の全てを検査するのではなく、定められた規則に基づいて一部を抜き取って検査し、その結果からロット全体の品質を統計的に判定する検査方法です。
目的:
全数検査に比べて、検査にかかるコストや時間を削減することです。ただし、統計的なリスク(合格ロット中の不良品見逃しや、不合格ロット中の良品判定)を伴います。
補足:
OTRS10は検査そのもののツールではありませんが、抜取検査の結果(合格/不合格、不良個数など)をOTRS10で記録・集計し、特定の製造条件(作業者、設備、時間帯など)と関連付けて分析することで、検査結果に影響を与えている製造要因を探る手助けとなります。製造プロセスの改善を通じて、抜取検査の必要数を減らすことに間接的に貢献する可能性があります。